こんにちは、SORAです!
どのような資格試験も同じですが、試験に合格するためには暗記は欠かすことができません。
理由は以前にもお話していますが、暗記は欠かすことができない重要事項である反面学習に苦戦する部分でもあります。
そこで第2回の今回は、労働生理から「三大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)の分解、吸収」の覚え方を取上げました。
この記事では、暗記の必要な語句などの暗記方法(覚え方)をご紹介します。
今回ご紹介する覚え方には、覚えやすくするためのこじ付けなどSORA独自の覚え方が含まれており、本来の意味、内容などと異なることがありますので、その点ご理解頂くとともにご注意願います。
この記事はこんな人におすすめ!
・頻出語句を知りたい人
・暗記の苦手な人
・暗記のコツを知りたい人
・消化酵素が覚えられない人
それでは第2回目の暗記対策では、労働生理の分野から、「タンパク質」、「炭水化物(糖質)」、「脂質」の分解、吸収について、覚え方を確認してみましょう。
説明は、「最終的に覚えたい内容」→「補足情報」→「覚え方」の順で進めて行きます。
Contents
タンパク質の分解の覚え方
それではまず、三大栄養素の1つタンパク質について、覚え方を確認してみましょう。
最終的に覚えたい内容
《最終的に覚えたい内容》
タンパク質は、消化酵素であるペプシンとトリプシンによって、アミノ酸に分解され小腸から吸収される。
補足情報
《補足情報》
・ペプシンは胃から分泌される消化酵素
・トリプシンは膵液に含まれる消化酵素で、十二指腸から分泌される。
覚え方①
タンパク質とトリプシンのイメージでの関連付け
まず前提として、タンパク質がお肉(鶏肉など)に含まれる代表的な成分で、アミノ酸が結合したものということはそのまま覚えてください。
お肉=タンパク質のイメージは皆さんお持ちだと思いますのでそれほど問題ではないと思いますが、タンパク質がアミノ酸で構成されていることをご存知ない方は、ここで覚えるようにしましょう。
次に、消化酵素のトリプシンの「トリ」と「鶏(とり)肉」を、同じ発音ということで関連付けて覚える。
さらに、鶏肉には「タンパク質」が含まれているので、これも関連付けて覚える。
要は、鶏肉(とりにく)を仲介役にトリプシンとタンパク質を関連付けているということです。
覚え方②
ペプシンとトリプシンのイメージでの関連付け
トリプシンは、先ほどの鶏肉のイメージをそのまま引継いで、次に消化酵素のペプシンとトリプシン(鶏肉)を関連付けます。
関連付けの方法は、ファストフード店のチキン(鶏肉)と炭酸飲料のセットメニューをイメージします。
実際SORAはこう覚えたのですが、いかがでしょうか?
まとめ タンパク質の分解の覚え方
ステップ①:トリプシンの「トリ」で鶏肉の「とり」をイメージする。
ステップ②:鶏肉にはタンパク質が含まれているので、トリプシンと関連付けて覚える。
ステップ③:トリプシンとペプシンを、ファストフード店のチキン(鶏肉)と炭酸飲料のセットメニューをイメージして関連付けて覚える。
といった感じで覚えてみてはいかがでしょうか。
取敢えずは、トリプシンとペプシンとタンパク質の3つがつながりませんでしたか?
ちなみに、ペプシンが胃、トリプシンが膵液(すいえき)に含まれ十二指腸で分泌されることは今のことろ自力で覚えてください。
そのうち、追加で覚え方を考えます。
炭水化物の分解の覚え方
続いて、炭水化物の分解について確認してみましょう。
最終的に覚えたい内容
《最終的に覚えたい内容》
炭水化物は、消化酵素のアミラーゼとマルターゼでブドウ糖に分解されて小腸で吸収される。
補足情報
《補足情報》
・炭水化物は、糖質という。
・アミラーゼは、唾液(だえき)や膵液(すいえき)に含まれる消化酵素
・マルターゼは、小腸で分泌される消化酵素
まとめ 炭水化物の分解の覚え方
今回の覚え方は語呂合わせです。
最終的にブドウ糖になる過程なのでイメージは甘い感じで、覚える文章とその意味はこちらです。
《覚える文章》
炭酸水で作る甘い(あまい)ブドウジュース
《語呂合わせ》
炭酸水 → 炭水化物
あまいの「あ」 → アミラーゼ
あまいの「ま」 → マルターゼ
ブドウジュース → ブドウ糖
と覚えてみてはいかがでしょうか。
脂質の分解の覚え方
最後に、脂質の分解の覚え方です。
最終的に覚えたい内容
《最終的に覚えたい内容》
脂質は、胆汁で乳化され、消化酵素のリパーゼで脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド)に分解されて小腸で吸収される。
今回は少々覚える単語が多いようです。
補足情報
《補足情報》
・胆汁は、消化酵素ではない。
・リパーゼは、膵液(すいえき)中に含まれる消化酵素
まとめ 脂質の分解の覚え方
かなり強引ではありますが、今回も語呂合わせです。
《覚える文章》
資質のある肝(きも)のすわった乳幼児がりっぱに育って資産家ぐらし
《語呂合わせ》
資質 → 脂質
肝(きも) → 胆汁
乳幼児 → 乳化
りっぱ → リパーゼ
資産家 → 脂肪酸
ぐらし → グリセリン
最後のグリセリンでは少々苦しいところもありますが、SORA的にはなかなか良い出来ではと思っています。
まとめ
今回は、労働生理>三大栄養素から「タンパク質」、「炭水化物(糖質)」、「脂質」の分解、吸収について、覚え方を取上げました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
まとめ |
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✔タンパク質の分解の覚え方(イメージを関連付けて覚える。) ステップ①:トリプシンの「トリ」で鶏肉の「とり」をイメージする。 ステップ②:鶏肉にはタンパク質が含まれているので、トリプシンと関連付けて覚える。 ステップ③:トリプシンとペプシンを、ファストフード店のチキン(鶏肉)と炭酸飲料のセットメニューをイメージして関連付けて覚える。 この流れで最終的に、トリプシンとペプシンとタンパク質を関連付けて覚える。 |
✔炭水化物の分解の覚え方(語呂合わせ) 《覚える文章》 炭酸水で作る甘い(あまい)ブドウジュース 《語呂合わせ》 炭酸水 → 炭水化物 あまいの「あ」 → アミラーゼ あまいの「ま」 → マルターゼ ブドウジュース → ブドウ糖 |
✔脂質の分解の覚え方(語呂合わせ) 《覚える文章》 資質のある肝(きも)のすわった乳幼児がりっぱに育って資産家ぐらし 《語呂合わせ》 資質→ 脂質 肝(きも) → 胆汁 乳幼児 → 乳化 りっぱ → リパーゼ 資産家 → 脂肪酸 ぐらし → グリセリン |
以上、第2回目の「衛生管理者免許試験の暗記対策」はいかがでしたか?
今回は三大栄養素を、タンパク質はイメージ付け、炭水化物と脂質は語呂合わせを使った覚え方をご紹介しました。
少々苦しい部分もあったかもしれませんが、今後も皆さんの暗記学習の一助になりますよう頻出テーマを取り上げていきたいと考えております。
なお、冒頭でもお伝えした通り、今回ご紹介した覚え方には、覚えやすくするためのこじ付けなどSORA独自の覚え方が含まれており、本来の意味、内容などと異なることがありますので、その点ご理解頂くとともにご注意願います。
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以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらの記事ではおすすめの参考書を紹介しています。